転職ジャポン

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転職活動の進め方と準備と期間。在職中ではなく辞めてから?

転職を決めたら、求人情報を探したりエントリーシートを準備して応募したり面接を受けたり。一連の流れをこなさければなりません。 転職(現職を持っている)なら目先の収入には困らないということもあり、気を抜くとついつい予定よりもゆっくりの転職活動ペースになってしまうこともあります。 「みんなどれくらいの期間で転職活動を終えているのだろう」ということが気になる方も多いのではないでしょうか。 そこで今回の記事では、転職活動の「期間」と「進め方」と「準備」について詳しく解説していきます。

転職活動の進め方と準備と期間

転職活動のペースは人それぞれという部分もありますが(早く転職したいor少し迷っているかどうかでもペースが変わる) あくまでも参考例として以下にまとめます。

進め方 ・転職エージェント ・求人情報サイト ハローワーク ・企業のHPの「採用情報」ページ Twitterで求人情報が公開されるケースもあり (※上記1つの方法で転職を進めるケースもあれば、複数利用するケースもある)
準備 ①どの方法で転職活動を進めるか決めて、会員登録したり面談を申し込んだり ②応募先に合わせエントリーシートなど必要な書類を準備 ③応募先に合わせ面接対策を行う (※所持していないなら)面接までにスーツや鞄や靴を準備
応募企業数 ・1ヵ月の間に5~10社に応募する転職希望者が多い ・転職に急いでいないと1社だけに応募するケースもあり (※つまり応募企業数は個人の状況次第で変わる)
内定が出るまでの期間 ・早くまとまるケース⇒所要期間:2週間 ・通常⇒所要期間:3週間~1ヵ月 【内定が出るまでの流れ】 ①気になる企業へ応募 ②面接日程調整(応募の翌日~1週間以内に何かしらの方法で連絡が来る) ③面接(面接日は日程調整連絡から数日後~10日後くらいに設定されることが多い) ④企業からの面接結果連絡(数日後~2週間以内に回答というケースが多い)
内定から入社まで ・「現職」を持っている転職希望者の場合は、退職手続きを踏む必要があるので、内定から1ヵ月後~の入社になることが多い ・転職活動中に退職日を迎えているなら1週間後くらいの入社を提案されることもある
転職活動開始から入社までかかる期間の目安 ・現職ありで内定獲得後に退職手続き⇒2ヵ月~3ヵ月 ・退職済みで入社日に縛りがない⇒2週間~1ヵ月

一般的なフリーの(現職を持っていない)状況での就活だと2週間前後で入社まで進むケースが多いですが(中には1週間後には入社できるケースも) 転職は基本的に現職を持ちながら新しい職場を探す方が多いので、応募から入社まで数ヵ月かかるケースが珍しくありません。 状況次第で入社できる時期が変わりますが、転職希望者を採用した企業はそのあたりの事情もわかっているはずなので対応してもらうことができます。

在職中ではなく辞めてから?働きながら出来るといいけど

転職活動を行う方は以下のケースに分けられます。

  • 現職を持ちながら転職活動を進める
  • 始めた時点では現職があるけど転職活動期間中に退職日を迎える
  • 退職日を迎えてからゆっくり仕事を探す

理想の転職先が決まるかどうかはチャレンジしてみないとわからない部分もあるので、現職を持ちながら転職活動を進めるやり方が最も無難というか、精神的には安心ではないでしょうか(仮に転職活動が上手くいかなくても仕事も収入もあるので) ちなみに、先に退職してからゆっくり仕事を探す方もいます。 勤めた期間にもよりますが、正社員・契約社員派遣社員として働いていたら失業保険などもしっかり機能していたり、条件によっては退職金がもらえたりするので、「ゆっくりしてから仕事を探す」ということもしやすくなっています。 人間関係がズタボロの厳しい職場で働いていた方や、上司のパワハラに苦しんで体調が悪かった方などは休むこともこれからのために大切な時間です。 どの「状況」で転職活動を進めるかは自己判断になります。

転職活動の流れ~【ステップで時系列順に確認】

続いては転職活動の流れについてです。細かくやることを考えていくと非常に多岐に渡るのが転職活動ですが、就職希望先や状況によってはそれほど手が込んだことをしなくても内定が出ることもあります。 ちなみに大手企業、官公庁系については応募書類から面接まで厳しい目でみられるので準備不足で臨むと不利になり、準備・対策に時間を取られる傾向です。 以下ではステップ形式で時系列順に確認していきましょう

ステップ1:転職の目的と方向性を決める

まずは、転職の「目的」と「方向性」を決めましょう。

目的(例) 方向性(例)
今よりも給料アップさせたい 希望する業界、職種で今よりも給料がアップする仕事を絞り込んで探す
激務の仕事からワークライフバランスが取れる仕事に移りたい 希望する業界、職種を決めたうえで「ワークライフバランス」や、「残業なし」というキーワードで絞り込み、仕事を探す
スキルアップを目指したい 「自分の現在のスキル」や「将来どうなりたいのか」を明確に把握して、将来性を感じられる仕事を探す
自分の専門を活かせる仕事をしたい 自分の専門分野で何がしたいのか、どう活かしたいのかを明確にし、希望を実現できそうな仕事を探す
人間関係に問題がある職場から、人間関係にゆとりある職場に行きたい 求人情報サイトでは企業側が提示している情報しか閲覧できないので、転職エージェントを利用して希望を伝える。そして転職エージェントに人間関係が良い職場を紹介してもらうほうが効率は良い

ただ「給料が良い仕事がしたい」「スキルアップしそうな仕事がしたい」と、漠然と探しても内定は出るかもしれませんが、転職の目的と希望する方向性(将来)を自分で理解することで、より適した、相性の良い仕事と出会いやすくなります。

ステップ2:求人情報を集めたり転職エージェントに登録したり

求めるものや将来の希望を把握したら、次はどの方法で転職活動にアプローチするか決めましょう。 20代、30代の世代だと「求人情報サイト」もしくは「転職エージェント」を利用して転職活動にアプローチすることが多いです。この2種の方法は便利かつ取り扱っている求人数が多いので、選択肢も広がります。

求人情報サイトのメリット ・マイペースに求人検索して応募できる ・企業と直接やり取りして応募できる
転職エージェントのメリット ・担当者が希望条件やスキルをもとに適した仕事をピックアップして紹介してくれるので、自分で探す手間が省ける ・書類添削、面接対策など転職活動のイロハを伝授してくれる

求人情報サイトを選ぶか転職エージェントを選ぶかは個人の好みによって変わってきます。

ステップ3:書類作成、応募、面接対策

転職活動にアプローチする方法が決まったら次は実際に応募したり、応募書類を準備したり、面接対策を練ったりします。 ちなみに応募書類の「志望動機」は応募先企業ごとに内容を変えるほうが安心です。・・・ということもあり、けっこう面倒な作業になります。他にも自己PRなども記入欄があるので、応募書類の準備は大変です。余裕を持って取り組むようにしましょう。

ステップ4:企業面接.企業側の印象が大事

企業の面接に進めることになったら、しっかりスーツを着用して面接に臨みましょう。 多少受け答えがスムーズにいかなくても、しっかりした目的や将来設計があり、心から話していることが面接官に伝われば不利にはなりづらいので、人見知りであがってしまうという方もとりあえずは内容の充実に力を入れましょう。

ステップ5:内定が出たら入社準備

内定が出たら次は入社準備です。 現職持ちの方は退職手続きを踏みます。 あとは、入社に必要なもの(例えば口座情報のページの印刷やら身分証の印刷など)を準備して当日を迎えるだけです。

転職活動は辛いもの?

転職活動を辛いと感じる方もいれば、そうでもないという方もいます。 転職活動がスムーズにいかないと「辛い」と感じやすくなる傾向があるようなので、精神的に負担がかかりやすいかもしれないと感じている方は、転職エージェントの利用がおすすめです。 転職エージェント経由なら1人で全ての転職活動を行うわけではなく、転職エージェントの担当者がサポートしてくれてモチベーション維持にも役立ちます。

転職のポイント!企業ごとに内容を変えるべし。準備は時間が必要!

先ほど、応募書類は企業ごとに内容を変えると触れましたが・・・そうするためには、そもそもその企業について知らなければいけません。 元々特定の企業を狙って転職活動をするならあまり負担にはならないかもしれませんが、求人情報をみて初めて知った企業に応募する場合は注意が必要です。 まずは企業情報や取り扱い商材などを把握して、自分のスキルや経歴がその企業のどういう部分で活かせそうかとか、どういう成長が期待できるかなどを伝えてこそ「入社したいです」という気持ちの説得力が増します。 いわゆる企業研究が必要ということで時間はかかるものです。 転職活動に本気で向き合うときには、休日を少しの期間だけ捨てて転職活動にあてることも必要になってくるかもしれません。

時間がない転職の救世主はやっぱり転職エージェント

それでも、社会人だと何かと忙しいです。 仕事だってあるし、家電があったって家事もしなければいけないし。転職活動にそうそう時間を使っていられない・・・というときは、やはり転職エージェントを活用しましょう。 例えば法律のことは弁護士に、税金のことは税理士に任せるのが一般的ですよね。それは彼らが専門家だからです。 自分で1から勉強するよりプロの力を借りちゃうほうが早い。だから依頼します。 転職エージェントも同じような感じです。 自分で1から勉強するよりプロの力を借りちゃう。そうやって転職活動をスムーズに進めるのもありです。 まとめ。転職は丁寧な準備が必要! 今回は転職活動の進め方や準備や期間について詳しくご紹介しました。 転職活動にかかる期間は人それぞれではありますが、現職を持ちながらだと入社までに少し時間が空くのが自然です。 自分に適したペースで、転職活動を進めていきましょう。