転職ジャポン

転職を繰り返した転職マニアによる転職サイトです。

転職面接の流れとマナー。面接で聞かれる事はズバリこれ

転職を決めたとき切っても切り離せないのが「応募」⇒「面接」⇒「採用」という一連の流れ。文章にしてみるとたったの3工程ですが、実際の所要期間と準備量の負担は大きくなりやすいです。 転職をしたいけど、転職活動のことを考えると気が重いという方は多いのではないでしょうか。 そこでここでは少しでも気の重さが解消できるように! 転職活動の流れとマナー。面接で聞かれることでよくある内容について。みていきましょう! 備えあれば患いなしです!

転職面接の流れとマナー【準備編】

転職活動の本番は「面接」だとしても、面接までには様々な準備をしなければいけません。 面接の準備&マナーのポイントはこちらです。

  • 服装(ビジネスマナーや清潔感を見られる)
  • 入室マナー&退室マナー(ビジネスマナーを見られる)
  • 椅子への座り方マナー(ビジネスマナーを見られる)

それぞれについて、以下でみていきましょう。

転職面接時の服装はこれ!

面接時の服装。クリエイティブワークやファッション業界を除き、面接時にはスーツを着用するのが一般的です。

男性の面接時の服装 ・ネイビーかダークグレーの無地のものを選択 ・シンプルでスタンダードなデザインが一番無難(どうするべきか迷ったらスーツの販売員に、転職面接用でシンプルなものと、伝えてみよう!彼らはスーツのプロなので丁寧にアドバイスをくれる) ・スーツの中に着用するシャツは白の無地を選択。 ・靴下は黒か紺。 ・靴は革のビジネスシューズ
女性の面接時の服装 ・無地のスーツ(ネイビー、グレーが無難。ただし女性の場合は男性よりもスーツの色を厳しく見ない企業も多いようです) ・膝丈のスカート ・企業によってはオフィスカジュアルな服装で面接に来て良いというところもあるよう。その場合は臨機応変に(ただ、やはりクリエイティブワークやアパレル業界以外ならフォーマルなコーディネートを選ぶのが良い) ・女性の場合は肌色のストッキングの着用が必要。 ・靴はシンプルな黒いパンプスかヒール(ヒールはかかとが高すぎないものを選択)

※※ちなみに男性、女性共に学生時代に着た就活用リクルートスーツは注意が必要です! 面接を受ける時点で第二新卒のタイミングならセーフの可能性もありますが、社会人になってから数年以上経過していると「新人気分が抜けていない」という印象を与えてしまうこともあるかもしれません。 また、スーツ、シャツ、靴、鞄。身に着けるものは全て「清潔感」が重要です。ヨレヨレ、汚れている、清潔感がないのはNG!! 面接に併せて新しく購入するなら心配は少ないですが、所有しているスーツを着用するなら面接日までに余裕を持って状態を確認しておきましょう。そして必要そうならクリーニングに出したり、靴を磨いておいたりしましょう。 面接とは、ビジネスの場。 ビジネスマンとビジネスマンが顔を合わせるとき、適当な服装はできませんよね。 面接でも同じクオリティを求められます。

入室の仕方・ノックの仕方も実は見られている!?

面接は受付の段階から始まっています。 受付してくれる相手にも礼儀正しく、待っている間も猫背になったりスマホをいじったりしないように注意しましょう。 面接をする部屋に入室することになったら、まずは勝手に開けずにドアをノック。 そして「どうぞ」と声をかけられてからドアを開けましょう。 開けたドアは開けっ放しにしたり、後ろ手で閉めたりせず、ドアのほうを向いて静かに閉めましょう。

座り方にもマナーあり?鞄はどこに置くの?

面接中座るときにはあまり深く腰掛けすぎずに姿勢良く。背筋を伸ばしましょう。 鞄は、必要なときにメモや筆記用具を取り出しやすいように足元に置きます。 面接時のマナーは、学生時代の就活時に対応した内容と基本的に同じだと考えて良いです。転職=社会人として生活した期間が既にあるので、このあたりの基本中の基本となるマナーは何となくでも身についている方が多いはず。 ただ、日常的にこのようなマナーを使わないでいると忘れてしまうこともあるので「学生時代の就活経験がある」という方も面接日の前には念のため復習しておくのが良い。

まずは自己紹介から始めることが多い。自己紹介のやり方の基本をチェック

転職の面接は企業によって最初からアットホームな雰囲気だったり物凄く固い雰囲気だったり。色々と個性が出てくることもありますが、最初は天気の話や世間話のような内容がワンクッション入る可能性が高いです。 そして軽く緊張をほぐしたあと、転職に関連する質疑応答は「自己紹介」から始めることが多いです。 自己紹介のお決まりの構成(順番)

  • 面接の時間を作ってもらったことへのお礼と挨拶
  • 自分の名前と現職企業(もしくは最後に勤めていた企業)と部署について
  • 自分の強みやこれまでの実績
  • 面接先の企業への入社したい気持ち

話す内容も大切ですが、それだけでなく話し方や話している最中の視線や姿勢も見られています。 姿勢を整え、きちんと相手の目を見るかスーツの結び目をみて、堂々と話しましょう。

転職面接で聞かれる事はズバリこれ

自己紹介のあとは、さっそく面接官が質問してきます。 この質問は企業によってバラバラな部分はありますが、定番の質問はどこも定番という特徴もあります。

「どうして転職活動をしているのですか?」「前職を辞めた理由は?」

「どうして転職活動をしているのですか?」 「前職を辞めた理由は?」 ⇒理由がネガティブな場合は「ネガティブそのままの形」ではなくひとひねりが必要! ネガティブをポジティブに言い換えよう! ・・・とはいえ、ネガティブをポジティブに言い換えてたとしても面接官には何となく「嫌だったんだろうな」とわかってしまうことも多いです。 しかし、ネガティブをポジティブで伝えることができる転換能力や準備力も社会人には大切なこと。 これはこれできちんとできていたら良いことです! 【例】 「上司嫌なやつで上から押さえ込んでくるから辞めたいねん」⇒「自分のアイデアを活かしたい」「自ら進んで業務に取り組みたい」 もちろん言い回しは人によって様々ですが、転職で成長できるように頑張りたいという熱意が伝われば大丈夫!

「当社に応募した理由は何ですか?」

「当社に応募した理由は何ですか?」これは人によって本当に様々ですが・・・現実的に、そんな前向きな理由だけで転職活動をしている人というのは少数派なのではないでしょうか。 言葉にはしなくても「上司が嫌い」とか「先輩に性格が悪い人がいる」とか「社内の仕事効率が悪くてイライラする」とか。そういうネガティブな理由で転職したいと感じて動く例は多いはずです。 そして転職希望先を選ぶときにも、意識高い理由を持つ人がいる一方「ただ給料が上がるから」「とりあえず現職よりは良さそうだから」という人もいるはずです。 何が言いたいかというと、ネガティブな理由が含まれるときに真実をストレートに伝えるのはなかなか難しいので。応募の理由は多少キレイに盛っても大丈夫です。 「新しいことにチャレンジしたい」 「様々なことに挑戦できる企業に行きたい」 「成長したい」 このあたりのニュアンスに絡めて、「御社ならそれが出来る環境だと思って・・・」という方向性にするのが無難といえば無難です。 大企業ほど面接難易度は上がりますが、企業によっては正直そんなに面接内容にこだわっていなくて雰囲気や性格を見ているケースもあるので、入社した企業によっても変わってくるといえます。

「入社後にやりたいことは何ですか?」

「入社後にやりたいことは何ですか?」 これは応募先企業についてきちんと理解しているかをみるためにも投げかけられる質問です。 ここでの回答から企業側としても自社と応募者のミスマッチがないかを把握します。ミスマッチが起きてしまうとお互いにデメリットとなるのでこの質問は企業側もかなり重視しています。 入社後にやりたいことは、応募先のことをしっかり企業研究して、その企業でできる業務内容に絡めて具体的にしたいことを伝えましょう。また、併せてそれに向けて行う努力についても織り込むと好印象に繋がりやすいです。 また、似たような質問で「将来どうなりたいか」と、聞かれることもありますが、この場合は応募先企業の中でできる将来のビジョンを伝えてください。 入社後にやりたいことはすぐにでも関わってくることですが、「将来」はもっと長期でみてやりたいこと。もう少し長い時間かかりそうな「やりたいこと」の回答を準備しておきましょう。 そしてその回答は、壮大すぎるものよりも「その企業の中で実現できること」これが前提です。

「長所と短所は何ですか?」これは男女とも割とよく聞かれやすい!

長所を伝えるときにはシンプルに長所を伝えるだけでなく、前職で長所を活かした例まで絡めて伝えるのがベスト。 短所は業務に支障がありそうな短所をストレートに伝えてしまうとマイナス印象に繋がるので、仮にそのような短所があっても面接では触れずにもっと当たり障りのない内容にして、短所を改善するために気を付けていることも含めて「短所は何か」の回答にしましょう。

「残業や休日出勤の許容範囲はどこまでですか?」

「残業や休日出勤の許容範囲はどこまでですか?」 ・・・これ、正直、けっこう難しい質問です。 「残業なんてやりたくないです」と、言えないのはほとんどの方が何となく無意識下で察知しているのではないでしょうか。 だからといって「いくらでも残業しますとも!」というのも・・・最近の日本の長時間労働が問題視される機会が増えている状況にそぐわないような気がする・・・ どっち・・・どっち? と、迷ったら。 残業も休日出勤も可能なことを前提に、残業をしなくても良いように効率良く仕事を進めていく努力はしていくつもりですが、自分の力量が足りなかったり、部署のやむを得ない事情などで残業が発生した場合には社員として残業や休日出勤も精一杯取り組みたい。 という風に、中間的で当たり障りのない回答にしておくのが良いかもしれません。 「できることなら残業を一切やりたくない」という人は多いかもしれませんが、残念ながら企業の多くは実際に残業がなかったとしても、残業を一切やりたくないと最初に明言してしまう応募者を好まない傾向にあります

一般的な面接の流れと順序をリストで確認してみよう。「備えあれば患いなし」

一般的な面接の流れを順序で確認してみましょう。 ~応募関連の期間~ 1、応募(求人情報サイトor転職エージェントor直接応募など) 2、応募後のやり取り、日程調整など ※ここまでの期間目安は1週間~3週間くらいのことが多いようです。 ~面接当日~ 1、受付 2、入室(先ほどのマナーを重視) 3、質疑応答 4、退室(退室時も気を抜かない!) ※応募した日から面接日までは1週間~3週間くらい後になることが多いようです。 ※面接日から結果が出るまで、数日という企業もあれば1~2週間ほど必要な企業もあります。 転職活動を開始してから内定までは1ヵ月~2ヵ月かかることが多いようです。 転職活動の場合は現職を継続しながら・・・というやり方が多いので、退職届をいつまでに出すルールになっているかによっても入社可能時期が変わってきます。

採用されたいからといって「条件確認」でとりあえずイエスというのは危険!?

転職活動で良い条件の企業に採用されたいあまり、企業の面接官が話す条件について「大丈夫ですか?」と聞かれたときに、あまり深く考えずに「大丈夫です」と答えてしまう・・・というのはついついやってしまいやすいので注意してください。 入社してから条件に苦しめられるというリスクもあります。 面接時の印象は最初の5分で決まる!短時間決定は心理学でも裏付けあり!? 面接時に大切なのはもちろん、どんな回答をするか(何を話すか)ですが、もう1う忘れてはいけない重要なものが「印象」です。 転職の面接ではビジネスマナーがあるか、清潔感があるか、応答はしっかりできるかという点を意識して見られていますが「チェックしよう」として見られる項目だけでなく、無意識化の印象も非常に大切です。 心理学でも印象は初対面で即決まると考えられています。 スーツをきちんと着ている。前髪は目を覆わずにきちんと整えている。寝ぐせはついていない。女性の場合ならメイクは濃すぎない、香水の香りをぷんぷんさせていないなど・・・。 印象に影響を与えそうな部分はとにかく気を付ける必要があります。 これから転職活動を始める方は不安も多いかもしれませんが、備えあれば憂いなし! 準備をして面接に臨みましょう。